私たちは、スポーツ経験者を中心に、多くの方のキャリア形成をサポートしています。その中でよく耳にするのが、「社会人になれば、スポーツで培った“根性”でなんとかなるのでは?」という声です。
確かに、根性はスポーツの世界で非常に重要な要素です。厳しい練習を乗り越えたり、大会でプレッシャーを跳ね返す精神力は、誰にでもできることではありません。ですが、社会人の世界では「根性だけ」では通用しない場面が数多くあります。では、今の社会で求められるのは一体何なのか。スポーツ経験者のキャリア支援を行う立場から、解説していきたいと思います。
“根性”だけじゃ乗り切れない社会人の世界
「根性」だけでは成果につながらない理由
社会人の世界は、スポーツと同じように競争があります。ただし、その競争は体力や忍耐力だけではなく、「情報」「戦略」「協働」によって勝敗が分かれるのです。
例えば営業職で考えてみましょう。営業は「断られても根性でアタックし続ける」だけでは成果は上がりません。相手の課題を理解し、適切な提案をしなければ契約にはつながらないからです。
つまり社会人における成果とは、努力の量ではなく、努力の質と方向性によって決まるのです。
社会人に必要な3つの力
私たちがサポートする中で、社会人として活躍するために特に重要だと感じるスキルを3つご紹介します。
1. 課題解決力
社会人の仕事は「問題解決」に尽きます。お客様の課題、自社の課題、チームの課題。これらを正しく把握し、改善策を考える力が欠かせません。スポーツで「試合に負けた原因を分析し、次に活かす」という習慣があった方は、この力を応用できます。
2. コミュニケーション力
社会人は一人で成果を出すことはほとんどありません。社内外の人と信頼関係を築きながら、協力して目標を達成していく必要があります。スポーツでも、監督やチームメイトと連携しなければ試合に勝てないのと同じです。
3. 学習力・柔軟性
時代の変化が激しい今、過去の成功パターンに固執するのはリスクです。新しい知識やスキルを学び、環境に適応する柔軟性が求められます。スポーツ選手が戦術の変更や新しいトレーニング法を取り入れるのと同様に、社会人も常にアップデートしていく必要があります。
スポーツ経験者が持つ“根性”を活かす方法
では、スポーツで培った根性は社会人の世界で無意味なのか?
そんなことはありません。むしろ、根性は「土台」として大きな強みになります。
・継続する力:結果が出るまで努力し続けられる
・逆境を乗り越える力:困難に直面しても逃げない
・本気で打ち込む姿勢:一つの目標に全力で挑める
これらは、課題解決力・コミュニケーション力・学習力を支える「基礎体力」のようなものです。根性をベースにしつつ、社会人に必要なスキルを身につければ、強力な人材へと成長できます。
私たちオーサム株式会社では、スポーツ経験者が持つ「根性」を否定することはありません。それは大きな武器です。しかし同時に、「社会人に必要な力をどのように掛け合わせるか」を一緒に考えることを大切にしています。
例えば面接練習では、「粘り強く努力した経験」を単に“根性”として語るのではなく、
どんな課題に直面したのか
どう工夫して取り組んだのか
その結果、どんな成果を得たのか
といった形で整理し、ビジネスでも通用するストーリーに変えていきます。
社会人の世界では、根性だけで成果を上げることはできません。しかし、根性は確実に武器になります。重要なのは、それを「課題解決力」「コミュニケーション力」「学習力」と結びつけて活かすことです。
私たちオーサム株式会社は、スポーツ経験を強みに変え、社会で活躍できるキャリアを描くサポートをしています。もし「根性しかない」と不安に思っている方がいれば、むしろそれは大きな可能性の出発点です。一緒に、その強さを社会で活かせる形にしていきましょう。