オーサム株式会社では、スポーツ経験者をはじめ、若手社会人や第二新卒の方々のキャリア形成をサポートしています。社会に出てから「何を大切にして生きていくか」を考えることはとても重要ですが、特に20代はその基礎を作る時期です。今回は、20代のうちに取り組むべき「自分軸」のつくり方について解説します。
20代のうちにやっておきたい“自分軸”のつくり方
1. “自分軸”とは何か
まず、自分軸とは何でしょうか。簡単に言えば、自分の価値観や優先順位を明確にし、どんな選択をするときも自分の基準で判断できる状態のことです。
たとえば、仕事を選ぶとき、給与や待遇だけで判断するのか、やりがい・成長・ワークライフバランスを優先するのか。自分軸がある人は、他人の意見や周囲の期待に左右されず、自分にとって大切な価値観に基づいて意思決定できます。
20代のうちに自分軸を作ることは、キャリアの迷いや無駄な遠回りを減らし、早い段階で納得感のある人生を歩むうえで非常に大切です。
2. 自分軸をつくるためのステップ
では、具体的にどのように自分軸を作ればよいのでしょうか。オーサムでは、次の3つのステップをおすすめしています。
① 自己理解を深める
まずは自分自身を知ることです。自分が何に価値を感じるのか、どんなときにやりがいを感じるのか、逆にストレスを感じやすい状況はどこか、を書き出してみましょう。
スポーツ経験者であれば、競技生活の中での成功体験や苦労した経験がヒントになります。「チームをまとめて勝利に導いたときにやりがいを感じた」「自分の努力が直接成果につながる環境が好き」など、自分が大切にしたい価値観を具体的に整理してみると、自分軸の輪郭が見えてきます。
② 経験を振り返り、パターンを見つける
次に、これまでの経験を振り返り、自分がどんな状況で最も力を発揮できたか、どんな選択が楽しかったかを分析します。
たとえば、部活やアルバイト、インターンの経験などから、自分の得意な役割や働き方の傾向を整理するのです。
ここで大切なのは、「何が得意か」だけでなく「何が自分にとって価値ある時間だったか」に注目することです。これにより、将来の仕事選びやキャリア形成の判断基準がより明確になります。
③ 小さく行動して仮説を検証する
自分軸は頭で考えるだけでなく、行動を通じて確かめることが大切です。興味のある業界や職種に触れ、インターンやアルバイト、勉強会などで体験することで、「自分に合うかどうか」を実感として理解できます。
この小さな挑戦を積み重ねることで、自分軸は徐々に確固たるものになり、意思決定に自信が持てるようになります。
3. 20代のうちに自分軸を持つメリット
20代のうちに自分軸をつくることで、キャリアや人生に次のようなメリットがあります。
意思決定が早くなる
自分にとって何が重要かが明確になるため、進路や仕事の選択で迷う時間が減ります。
キャリアの迷走を防げる
他人の価値観や流行に流されず、自分に合った道を選べるため、遠回りを減らせます。
長期的なモチベーションを維持できる
仕事や学びに対して自分なりの目的を持てるため、達成感や充実感を持続できます。
4. スポーツ経験者の強みを自分軸に活かす
スポーツ経験者は、チームでの協働、目標達成のための努力、逆境を乗り越える力など、社会でも活かせる強みを多く持っています。自分軸を作る際には、これらの経験を棚卸しし、「自分は何を大切にしているのか」「どんな環境で力を発揮できるのか」を整理することで、軸がより明確になります。
たとえば、「チームのために成果を出すことにやりがいを感じる」という価値観は、プロジェクト型の仕事で活かせます。「努力を積み重ねて結果を出す経験が好き」という軸は、成長環境のある企業での活躍につながります。
“自分軸”のつくり方 |まとめ
20代は、キャリアの方向性を試行錯誤できる貴重な時期です。この時期に「自分軸」を作ることで、将来の意思決定に迷いが少なくなり、成長と充実感を伴ったキャリアを歩むことができます。
自己理解を深め、経験を振り返り、小さく行動して仮説を検証する。
この3つのステップを意識して、20代のうちに自分軸を磨きましょう。
オーサム株式会社は、スポーツ経験者の強みを社会で活かしながら、自分軸をもとにキャリアを築くサポートを全力で行っています。あなたの経験と価値観を最大限に活かすキャリア形成を、一緒に考えていきましょう。