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スポーツ推薦で大学に進んだ人が就活でやるべき3つのこと

スポーツ推薦で大学に進学した方の多くが、就活で最初に感じる悩みがあります。それは、「競技以外の経験が少ないから、他の学生より不利なのでは?」 という不安です。

しかし、これは完全な誤解です。企業は今、競技で培った“行動力・継続力・メンタル”という 再現性の高い力 を強く求めています。
問題はただひとつ―― それを適切に伝える準備ができているかどうか。

この記事では、スポーツ推薦で大学に進んだ方が、就活で必ずやっておくべき3つのポイントをまとめました。

スポーツ推薦で大学に進んだ人が就活でやるべき3つのこと

1. “競技以外の強み”を棚卸しする

スポーツ推薦の学生が就活でつまずきやすいのは、「自己PRが競技一本に偏ってしまう」 ことです。

もちろん競技の実績は強力なアピールポイントです。しかし企業が求めているのは、実績よりも

チームでどんな役割を果たしてきたか
困難に対してどんな行動を取ったか
継続するためにどんな工夫をしたか
競技と学業の両立にどう向き合ったか

といった 行動ベースの強み です。

棚卸しの具体的な方法

以下の4つを紙に書き出してみてください。

・競技で直面した課題(怪我、不調、ポジション争いなど)
・その時に取った行動
・結果どう変わったか
・その経験から学んだこと

このプロセスを通じて、「粘り強さ」「適応力」「当事者意識」「仲間を支える力」など、
スポーツで培われたビジネスでも活きる“社会人力”が浮き彫りになります。

2. ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)の軸を明確にする

スポーツ推薦の学生の多くは、ガクチカの説明で 「毎日練習を頑張りました」 と表現しがちです。しかしこれだけでは、あなたの本当の魅力は伝わりません。企業が知りたいのは、努力の“量”ではなく、努力の背景にある意図や工夫、考え方 です。

ガクチカはこのフレームで整理すると伝わる

【1】目的
例:チームの守備力を底上げするため、自分のポジションの判断力を高めたいと思った。
【2】取り組んだ行動
例:毎日の練習後に必ず映像分析を行い、改善点を3つに絞って翌日の練習で意識した。
【3】結果
例:失点率が大幅に減り、自身もリーグ戦のスタメンを獲得。
【4】学び
例:課題を“分解”して1つずつ改善することで成果につながることを実感した。

この流れで話せば、企業が求めている「思考力」「改善力」「再現性」 がしっかり伝わります。

3. “スポーツ以外の経験”も積極的に拾う

多くのスポーツ推薦の学生は、「アルバイトをあまりしてこなかった」「競技以外でアピールできることがない」と悩みます。しかし実際は、日常の中にアピール材料はいくらでもあります。

授業と練習の時間管理
チーム内でのコミュニケーション
部の後輩指導
遠征のスケジュール管理
けがで戦列を離れていた期間の工夫
練習メニューの改善提案

これらはすべて、企業が重視する

責任感
タスク管理能力
主体性
協調性

につながります。

特に最近の企業は、「競技以外に何をしてきたか?」ではなく「どういう姿勢で取り組んできたか?」 を評価します。

スポーツ推薦だからこそ、密度の高い日々を送ってきたはずです。あなたが当たり前だと思っていた経験こそ、実は強みになります。

スポーツ推薦は“就活に強い”

スポーツ推薦で大学に進んだ人は、実は企業から見ると非常に魅力的な人材です。

継続して努力を積み上げる力
課題に対して主体的に動く行動力
チームで成果を出す協調性
メンタルの強さとタフさ

これらは、どんな企業も欲しがる「社会人基礎力」です。

大切なのは、競技経験を“言語化できる形”に変える準備をすること。そのために必要なのが、本日お伝えした、

強みの棚卸し
ガクチカの再構築
競技以外の経験の拾い上げ

この3つです。

私たちオーサム株式会社は、スポーツで培った経験を“武器”に変えるキャリア支援を行っています。就活の方向性に迷っている方は、いつでも気軽にご相談ください。

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