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20代で転職を考えるときの“軸の見つけ方”

20代は、キャリアにおいて最も迷いやすい時期です。社会人経験が浅く、「これがやりたい!」と胸を張って言えるほど自分を理解しきれていない人が多いからです。

私たちオーサム株式会社にも、
「今の仕事がなんとなく違う気がする…」
「このままここで働き続けていいのかな?」
「やりたいことがないまま転職してもいいの?」
という相談が毎日のように寄せられます。

しかし、はっきりさせておきたいのは――20代で“完全な答え”を持っている人はほとんどいない ということ。だからこそ、今やるべきは“完璧なやりたいこと探し”ではなく、
自分なりの「キャリアの軸」を見つけることです。ここでは、20代が転職を考えるときに押さえておきたい、軸づくりのポイントを整理してお伝えします。

20代で転職を考えるときの“軸の見つけ方”

1. 「好き」ではなく「大事にしたい価値」から考える

20代の多くがつまずくのは、「好きな仕事がわからない」という悩みです。

しかし、最初に考えるべきは “好き” ではありません。それより大切なのは、
「自分が働くうえで何を大事にしたいか(価値観)」 です。

価値観の例:

安定より成長を優先したい
人の役に立つ実感がほしい
一人で黙々より、仲間と協力して働きたい
仕事よりプライベートの時間を確保したい
数字で評価される仕事が向いている
成果が形になりやすい仕事がしたい

価値観がはっきりすると、「向いている会社」「向いていない会社」が自然と見えてきます。好きなことがわからなくても、価値観は必ず持っています。まずはそこから言語化していきましょう。

2. “嫌じゃないこと”のリストアップをする

「やりたいことがない」タイプの人に効果的なのが、“嫌じゃないこと”のリストアップです。

たとえば、

接客は嫌じゃなかった
Excelで資料作るのは嫌じゃなかった
話を聞くことは苦じゃなかった
チームで動くのは嫌じゃなかった
外回りは意外と楽しかった

“好き”は見つけにくくても、“嫌じゃない”は見つけやすい。そして、実は多くの20代が「この嫌じゃないこと」を積み上げながら自分の得意や向いている方向を見つけていきます。

3. 経験の整理は「行動 → 感情 → 成果」でする

転職を成功させるために欠かせないのが、経験の整理です。その際は、以下のフレームでするのが効果的です。

どんな行動をしたのか
そのときどんな感情が動いたのか
結果、何が得られたのか
特に重要なのは 感情。

「楽しかった」「充実していた」「成長できた気がした」こうした感情は、あなたの価値観を映し出すヒントです。経験をただ並べるのではなく、感情の動きを捉えることで、転職で大切にすべき軸が見えてきます。

4. 転職の軸は“3つ”までに絞る

20代がやりがちなのは、“欲しい条件を全部盛り”にしてしまうこと。

給料が高い
休日が多い
リモートワークしたい
好きな仕事がしたい
成長できる環境がいい
人間関係も良くしてほしい

気持ちはわかりますが、これでは軸とは呼べません。大切なのは、優先順位をつけること。転職の軸は「最大3つまで」が理想です。
例:
① 人の課題を解決する仕事であること
② 成長できる環境があること
③ 若手に裁量がある会社であること

このくらい絞れると、企業選びが一気にしやすくなります。

5. 「軸が正しいか」は企業との対話で磨かれる

多くの20代は、「軸が完全に固まってから応募しないといけない」と考えがちです。しかし、実際には面接を通して軸が磨かれていくということのほうが圧倒的に多いです。企業の話を聞き、他の候補者とは違う視点を感じ取り、キャリアアドバイザーと会話することで、あなたの軸はどんどんアップデートできます。最初から完璧を目指す必要はありません。

20代の転職は“迷っていい”。大事なのは、迷い方

20代は迷う時期です。不安があるのは当たり前ですし、方向性が常に変わるのも自然なことです。重要なのは、迷いながらも「軸」をつくろうとする姿勢。

価値観を言語化する
嫌じゃないことを集める
経験を感情とセットで棚卸しする
軸は3つに絞る
面接しながら磨いていく

これらを意識すれば、20代の転職は確実に成功へ近づきます。

「何から始めればいいかわからない」そんな状態でも大丈夫です。あなたらしいキャリアの軸を見つけていきましょう。

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