社会人になったばかりの皆さんの中には、
「キャリアってどうやって作ればいいの?」
「将来の方向性がまだイメージできない…」
そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。特に、学生時代を部活動や競技中心で過ごしてきた方ほど、「目の前の練習や試合に全力を注ぐ環境」が当たり前だったため、社会人になって突然“自分のキャリアを自分で考える”ことに戸惑うケースは少なくありません。ですが、はっきり言えることがあります。スポーツ経験者は、キャリア形成においても大きな可能性を秘めています。
スポーツ経験者だからこそ活かせる考え方
キャリア形成とは何か?
キャリア形成とは、簡単に言えば「自分の仕事人生をどう積み上げていくかを考え、会社と共に成長していくこと」です。言い換えると、
・どんな働き方をしたいのか
・どんな人材として成長したいのか
・その中で会社とどう関わっていくのか
これらを意識しながら、経験やスキルを積み重ねていくプロセスを指します。
スポーツに例えるなら、
「今日の練習でどこを強化するか」
「次の試合に向けて何を準備するか」
を考え、計画し、実行することと同じです。
社会人も同様に、日々の仕事を“ただこなす”のではなく、自分の成長につなげる意識を持つことが、キャリア形成の第一歩になります。
キャリア形成を支える3つの柱
キャリア形成には、大きく分けて次の3つの柱があります。
① 自己理解
自分の強み・弱み・価値観を理解することです。スポーツ経験者であれば、
・粘り強さ
・目標に向かって努力し続ける力
・チームの中で役割を果たす力
といった強みを持っている方が多くいます。まずは「自分には何ができるのか」を言語化することが大切です。
② 仕事理解
世の中にはどんな仕事があり、その中で自分の強みがどのように活かせるのかを知ることです。仕事内容や求められる役割を理解することで、「今の仕事で何を身につけるべきか」が明確になります。これは将来のキャリアを描くうえで、非常に重要な視点です。
③ 成長機会の活用
日々の仕事の中には、成長のチャンスが多くあります。研修、新しい業務への挑戦、先輩や上司からの指導など、これらを“学びの機会”として前向きに捉えることが大切です。スポーツで練習や試合を重ねて成長してきたように、社会人でも経験の積み重ねが、確実に力になります。
スポーツ経験者がキャリア形成で発揮できる強み
スポーツ経験者は、社会人としても活かせる力を数多く持っています。
目標達成力
目標を設定し、達成に向けて努力してきた経験は、仕事の目標管理に直結します。
継続力・忍耐力
地道な努力を続けてきた経験は、日々の業務の積み重ねで大きな差を生みます。
チームワーク
仲間と協力して成果を出してきた経験は、職場での協働や信頼関係構築に役立ちます。
さらに、時間管理や期限を守る習慣も大きな強みです。練習や試合のスケジュールを守ってきた経験は、納期・会議・約束を守る社会人としての信頼に直結します。
キャリア形成で気をつけたいポイント
- 焦らないこと
新卒・20代前半は、経験が浅くて当然です。一気にキャリアを決めようとせず、少しずつ「自分の軸」を作っていきましょう。 - 小さな成功体験を積む
日々の業務の中で「やり切った」「任されたことをやり遂げた」という経験を積み重ねることが、自信につながります。 - 会社の評価基準を理解する
会社には、それぞれ評価の基準があります。例えば、評価項目に含まれていない行動をどれだけ頑張っても、評価につながらないケースもあります。
大切なのは、会社の方向性と、自分の頑張り方をすり合わせることです。もし自己評価と会社評価にズレを感じたら、
上司のアドバイスを素直に受け止め、日々の業務の中で改善していくことが、評価アップへの近道になります。
キャリア形成は「自分」と「会社」をつなぐこと
キャリア形成とは、特別なことをする必要はありません。日々の仕事を通じて、自分と向き合い、会社の方向性に合わせて成長していくことです。スポーツ経験者はすでに、「目標設定」「努力の継続」「チームでの協力」という社会人としての土台を持っています。目の前の仕事に真摯に向き合いながら、会社の考え方を理解し、少しずつ自分のキャリアを形にしていきましょう。