仕事をしていると、「これってどうすればいいんだろう?」と迷う場面は少なくありません。
そんなとき、分からないことをそのままにせず、誰かに質問できることは大切な力です。しかし、ただ何でも聞けばいいというわけではありません。
仕事における質問には、疑問を解決するだけでなく、理解を深めたり、新しい視点を得たりする役割があります。質問の仕方ひとつで、仕事を覚えるスピードや成長の幅が変わることもあるのです。
「分からない」をそのままにしない
新しい仕事を始めたときや、初めての業務を任されたとき、分からないことが出てくるのは当然です。
しかし、「こんなことを聞いたら恥ずかしい」「忙しそうだから聞きにくい」と考え、質問できないまま仕事を進めてしまう人もいます。
分からない状態で進めると、後になって大きな修正が必要になったり、周囲に迷惑をかけたりする可能性があります。
大切なのは、分からないことを放置せず、必要なタイミングで確認することです。早い段階で疑問を解消できれば、その後の仕事もスムーズに進めやすくなります。
良い質問には「自分の考え」がある
質問するときに意識したいのが、何も考えずに答えだけを求めないことです。
例えば、「どうしたらいいですか?」と聞くよりも、「私は〇〇だと考えていますが、この進め方で合っていますか?」と聞く方が、自分がどこまで理解しているのかを相手に伝えられます。
一度自分で調べたり考えたりしてから質問することで、教えてもらった内容も理解しやすくなります。
「自分はどう考えているのか」を持ったうえで質問することは、自分で考える力を伸ばすことにもつながります。
質問することと、自分で考えること。この2つをセットにすることが、成長するためのポイントです。
質問は新しい視点を得るチャンス
質問には、正解を教えてもらうこと以外にも大きな意味があります。
経験のある人に「なぜこの方法を選んだのですか?」「どこを一番重視していますか?」と聞けば、作業手順だけでは分からない考え方や判断基準を知ることができます。
スポーツでも、同じ練習をしていても、目的を理解して取り組むのと、言われた通りにこなすだけでは得られるものが違います。仕事でも同じように、「なぜ?」を意識することで、表面的な知識だけでなく仕事の本質を理解しやすくなります。
質問を通して他の人の考え方に触れることは、自分にはなかった視点を増やすきっかけにもなるでしょう。
成長を早める「質問力」を身につけよう|まとめ
仕事で分からないことがあるとき、質問することは決して悪いことではありません。
大切なのは、何でもすぐに答えを求めるのではなく、まず自分で考え、そのうえで分からない部分を整理して質問することです。
また、質問は目の前の疑問を解決するだけのものではありません。相手の経験や考え方を知ることで、自分の仕事の進め方を見直したり、新しい考え方を身につけたりすることもできます。
良い質問ができる人は、周囲から多くのことを吸収できます。そして、その積み重ねが自分自身の成長につながっていきます。
分からないことに出会ったときこそ、成長のチャンスです。「何を聞けば、自分の理解が一歩深まるだろう」と考えながら、質問する習慣を身につけていきましょう。